小さくても攻撃的なアブと、恐ろしげなウシアブ
「お父さんばかり、アブに食われた。どうしてか子どもたちも、私も喰われなかった」
去年の夏、暑さが続いた頃のことでした。
キャンプ場から降りてきた、ファミリーのお母さんが、言っていました。
大切な家族のために、アブの攻撃を一身に受けて、お父さんたいへん、と思いました。
スズメバチの焼酎漬けを提供して、癒してあげたものでした。
飲ませたわけではなくて、喰われたところに、塗ってもらったのです。
この辺りに伝わる秘薬で、飲んでもよいようですが、まだ飲んだことはありません。
このハエのようでいて、こぎれいな小さなアブ。
刺すというよりは、喰いつくという感じです。
ブルーベリー狩りの受け付けに座っていて、今年もう2回も、喰われてしまいました。
椅子の上で正座してないと、足元をやられるのです。
それと、車の窓を開けたまま停めておくと、何匹も入り込んでいて、走り始めてから、慌ててしまいます。
この小さくて凶暴なアブとはべつに、スズメバチか、と思うような、色と大きさをしたアブもいます。
ウシアブというらしく、恐ろしげですが、人間は刺さないとか、ほんとうでしょうか。