バラバラに壊れて蒸発した
昨日の朝のことでした。この一年で最も衝撃的で絶望的なニュースが、ラジオから流れてきました。
「NASAによると、アイソン彗星は、太陽に近づきすぎた結果、バラバラに壊れて蒸発したもようです。」
今世紀最大の明るさの彗星のはずだったのに、なんということか。1986年のハレー彗星に続いて、またしても裏切られてしまいました。
確かに、8月頃には、それほどの明るさにはならないだろう、という予測が流れていました。でも、万に一つの可能性にかけてきたのでした。
それが、悪いほうの可能性が実現してしまうとは・・・。
実はこういうこともあろうかと、先日11月25日に観に出かけたのでした。ところが、天気予報もしっかり確認して出かけたのに、なんと東の地平線近くの空に、雲があって観られなかったのでした。
その時は、まあ12月4日以降に観られるからと、自分に言い聞かせながら帰って来たのですが、場合によっては太陽に衝突、もあり得ると気にはしていたのです。
これで巨大彗星を観たいという願いは、消えてしまいました。
どうやら彗星のことは、もう諦めたほうがよいようです。