洋ミツに盗蜜されるらしい
「西洋ミツバチですか。日本ミツバチにとっては、良くはないでしょうね。盗蜜に来るから、いずれ巣がボロボロにされると思います」
日本ミツバチが入ってくれるのを待って置いてある空巣箱に、西洋ミツバチが入りかかったことは、以前に書きました。
残念ながら入らなかった、と思っていましたが、どうやらそうではないようでした。入らなくて良かったようです。
「スズメバチには熱殺作戦で立ち向かう日本ミツだけど、洋ミツにはなす術もなく、見ているだけです。」
ふーん、かつて滅ぼされたインカ帝国の人々みたいなもんだ、平和的な種族なんだ・・・とは、少し飛躍があるかもしれません。
「熱殺作戦といえば、この前テレビでやってました。囮のハチをスズメバチが攻撃している隙に、日本ミツバチみんなで取り囲んでやっつけるそうですね。」
囮になって殺される役のハチは、どうやって決まるのでしょう。立候補するのか、偶然なのか、みんなに巣箱から押し出されるのか、それとも話し合いの末なのか、まあそんなふうに考えるのとは、次元の違う話なのでしょう。
でも、不思議な話です。
「熱殺されたスズメバチを調べると、後ろ足に日本ミツバチが食らいついて死んでいるそうですよ。後ろ足を掴まれると飛べないんでしょうね」
西洋ミツバチに立ち向かう方法、誰か教えてあげられないものでしょうか。