「今、シイボクを伐り倒しとるんだけど、薪になる木が出たで、要らんかね」
「シイボク」とは、椎木のこと、言わずと知れた、椎茸栽培用の原木のことです。
風は冷たいものの暖かな日差しの下で、午前中ブルーベリーの剪定にいそしんだ日でした。昼下がりに、ネットワークうるぎのスタッフから、電話がありました。
そういえば、シイボク伐りをする話はありました。
4/14の「うまい!!!うるぎ米そだて隊2012」で、シイタケの駒打ちを、予定しているのです。
こちらの都合がつかず、欠席のまま日が過ぎて、もう作業は終わったとばかり思っていました。
まあ、出て行っても、邪魔になりこそすれ、ほとんど貢献することがないのは、客観的事実ではあります。
それでも、ここは駆けつけない訳にはねえ・・・。
という話の前に、
「今頃、伐ってどうするんだ。秋の、まだ葉が枝に残っている時期にこかして、冬の間、乾かしておくもんだろう」
シイタケ栽培に、多少とも明るい方なら、ここまで読んで、そんな風におっしやるかも知れません。
それはそうですが、ネットワークうるぎのスタッフ、多くは半ばボランティアのようなものです。いろいろそれぞれにやる事があって、その合間にがんばっているというのが、実際です。
それに、教科書通りやらなくても、多少のことならなんとかなるというのも、この世の真実でして・・・。
そうそう、ネットワークうるぎは「スローライフ」の堅実な実践者でもあります。
ところで、肝心のシイボク伐り、フジつるがからまっていて、大変でした。ただでさえ危険な作業なのに、フジつるがあると、思う方向に倒れてはこないのです。
止むを得ず、苦労して高い幹にワイヤーを引っ掛け、ウインチでひっぱると、フジつるは切れずに、太い枝がバキバキと折れてくる有様でした。
日頃から山の手入れをしておかないと、伐り倒す事も大変になると、つくづく思いました。
さて、終わって写真のような、とんでもない太い木やら適当なのやらを、軽トラにみんなで積み込んでもらいました。そして、翌日にも自分で取りに行って、もう一杯、運んできました。
「田んぼのあぜに、ほっておく訳にはいかんで助かる」
だそうです。
またまた仕事ができました。嬉しい悲鳴です。