ハナクソダンゴなんて、ずいぶん品のない表現ですが、後ほどもっとすごい言葉がでてきますので、あらかじめお覚悟を・・・。
「ヤマボウシの実のことをヒエダンゴというね。ハナクソダンゴはそれとは違う」
写真の木が、ヤマボウシです。今年はものすごくたくさんの実をつけました。
「ハナクソダンゴは、ブルーベリーみたいな実だよ。うまくはないけどね」
「ブルーベリーか、あの~、キンタマハジキとは違うんだね。実がずらっと並んでつく、すっぱいやつ。」
日本在来種のブルーベリーの仲間、ナツハゼのことをこのように呼ぶことは、もうすっかり頭に入っています。枝に弾力性があるからのようてす。
キンタマハジキ、誰か実際に被害にあった男性がいたのでしょうか。別に被害状況など聞きたいとも思いませんが。
「それとは、違うねえ、あんまりここらではないけどねえ」
それで「食べられる木の実草の実(信濃毎日新聞社)」という本を持って来て、見てもらいました。
でも、スノキのことのような感じはしましたが、はっきりしません。クロウスゴではないようでした。
結局、ハナクソダンゴがどんな木の実かはわかりませんでした。
「ハナクソダンゴって、ヒエダンゴのことでないのかな。そう思ってきた。」
後日、もう少し若い世代の村の人に聞いたら、そんな返事がかえってきました。
やはりそうか、でも、それでは少し残念な気もします。
ヤマボウシではなくて、ブルーベリーの実に似たハナクソダンゴの実、今のところまぼろしのままで我慢することにします。