自然には復元力がある?!
「女王蜂様、心配してたとおりでした。去年の秋には、七つもあった群れが、われわれの群れともうひとつ、つまり、たった二つの群れだけになっています。」
長くて厳しかった冬が終わる頃のある日、外から帰ってきた働き蜂たちが、情報を整理して、女王蜂に報告しました。
「これは大変なことです。にほんみつばち族滅亡の危機です。どうか、なるべくたくさんの女王蜂を生んでください。大丈夫、それでもみんなが暮らしていく余地が、今年はありますから・・・」
などと、進言があったのかどうか、我が家のにほんみつばちは、6/30現在、8群というこれまでで最多になりました。
内訳はというと、昨年からのものが2群、いつのまにか勝手に(!)空きの巣箱に入ってくれてたのが2群、分蜂するのを見張っていて捕まえたのが4群です。
勝手に空き箱に入るというのは、村内では、よく聞きますが、我が家では初めてです。当然、蜂マイッターは不必要です。
群れの数が減ったきり、そのままになってしまうようには、思えなかったのですが、ありがたいことに、その予想があたったことになりました。
いうならば、自然には復元力がある、つまり、うまくバランスを保っていこうとする力がある、ということでしょうか。
でも、それだと、こんどは8群では多すぎる<ということにならないかと、いささか心配ではあります。