コーギー犬「ソラ」の日記 しっぽを切らないで
写真は本文とは関係のない小笠原書院のエドヒガン(4/3)。南側のたんぼあたりから見るのがよいようです。
「やっぱり生まれて2、3日のところで、しっぽを切るみたいだよ」
珍しくPCのスイッチを入れて、ネットで『コーギーのしっぽ』を検索したお父さんが言いました。
「その傷跡がもとで、死んでしまうのもいるらしい」
「やっぱりそうなの・・・。しっぽを切るなんてねえ」
お母さんが、とてもショックをうけたようすで言いました。
だいぶ前のことですが、
「しっぽを切られて・・・。コーギーはかわいそう」
お母さんは、僕を連れて散歩していて、そんなふうに知らない人から、言われたことがあるのです。
「あのときは、まさかそんなことがあるなんて思わなかった・・・。生まれつきしっぽがないと思ってた」
「それで、お医者さんでヘルニア(脱腸)の手術をしてもらったときに、診察台に乗せられただけで、ソラが泣き叫んだんだ。
まるで人間の子が助けを求めるみたいだった。犬でも『助けて、やめてえ』て言うんだと思った」
「お医者さんが、『まだ、麻酔の注射針も刺しとらんのに』とあきれてた。
(ソラは賢くて、記憶力も抜群だから)生まれてすぐの時のことだって、トラウマになって残っているのよ。」
カッコ書きのところは、いくら僕の親でも、親バカ過ぎます。なかったことでお願いします。
「しっぽがなくったって、飼うよねぇ。くいしんぼうた゜けど、人間が大好き。明るく活発・・・。それがコーギーだもの。もう、牧牛犬ではなくなったんだから、しっぽがあってもいいのに・・・」
お父さんとお母さんはそんなことを話していました。
僕からもお願いです。
どうかコーギーのしっぽを切らないで。しっぽがあっても、僕たちコーギーはみなさんの忠実なお友達です。