これも仲間のため!!! 日本みつばちの自己犠牲橋
日本みつばちの分封の折、三匹の蜂が自分たちの体で橋を築きました。
巣箱から分家して飛び立った蜂たちが写真左の木に密集したのを、用意した写真右側の巣箱に掻き落としたときのことです。
木にとり残された蜂たちが女王様のいる巣箱を目指して移動、と思うまもなく、写真のような橋が木と箱との隙間に作られました。
そして、その橋を、つまり三匹の蜂の身体の上を、仲間の蜂たちがぞろぞろと移動し始めたのです。羽があるのだからめいめい自分で飛んでいってもいいのに、とも思いましたが、確かに徒歩で移動するほうが能率的のようでした。
蜂たちが渡橋中の写真も撮りましたが、それでは何のことかわかりにくかったので、渡り終えた後の写真をUPしました。
ごらんのように、三匹の蜂とも足やら羽やら身体やらが思いっきり互いに引張られてとても大変そうでした。このままこの三匹は化石みたいに、ここで固まってしまうのかと思うくらいでした。
幸いそんなことはなくて、仲間が全員渡ってしまったことを良く確かめる時間もとったあとで、順に身体を解き放して、三匹とも巣箱に入っていきました。
日本みつばちの分封は前日に村内の別のところで目撃し、その翌日、つまり5/4に我が家の庭で分封の取り込みまで自分で体験することができました。
(我が家は巣箱の場所の地主に過ぎません。日本みつばちの巣箱は他人様のものです。前日、巣箱の持ち主は近々分封があるかもしれないと予言して、非情にも東京へ戻っていってしまったのでした。)
でも、まさか蜂の架け橋まで目撃するとは!!!
まあ、巣箱の扱いが素人ぽくて、蜂たちが迷惑した結果だと言われればそのとおりですが・・・。