秋の日は、うるぎの桜 守り隊(1)
「すごいですね。人口比率から言うと、地方都市だとしても3000人くらいが集まったことになります。」
講師の先生の言葉です。
総勢約30名、秋晴れの朝でした。ピンク色の小さくてやさしい花が多い、と人気上昇中の売木村の桜を保全する活動に行ってきました。
前回の役場での講義に引き続く実技講習会ですが、桜だけでなく河川公園の樹木整備もしました。
集まった人たちは、ボランティアといってもさすが山の人たち、速い速い、瞬く間に天狗巣病にかかった桜の木などがどんどん切り倒され、いろんな木々が剪定されました。
冬を目前にして必ずしも剪定の適期とはいえないけれど、せっかくの機会、という勢いでした。
天狗巣病にかかった桜の木は治療しても回復に何年もかかるから、新しく苗木を植えたほうがよいということです。高冷地のためか花は美しく咲くけれど病気になりやすいのかもしれません。植える品種をよく吟味、と思いました。
特にソメイヨシノは弱いようです。それにソメイヨシノは寿命数十年、エドヒガンなら大丈夫で何百年の寿命だそうです。
わが庭も今後は気をつけるつもりです。この地方のエドヒガンなどの桜たちがだいすきになりましたし・・・。
それにしてもウィークデイのせいか、ボランティア参加のほとんどの人が60代、70代。でも足取りもしっかり、鍛え上げた腕前です。
それに村長さんをはじめ役場の人たちも、みんな平気でチェンソーを手足のように使います。もちろん、自分は腰にのこぎりをつけ、長靴を履いて、しっかりしたいでたちで、みんなの周りをうろうろしていただけでした。
次回は来春、村内のあちこちの桜が助けを求めているようです。