森林ボランティアは、きのこ汁がおいしかった
「募集中、森林ボランティア」なる記事を「こちらは『長野県下伊那郡売木村』」のHPで見つけました。
HPのチラシを見ると、「記念休養林 広葉樹整理の参加者を募集します」とあります。こういうのは大好きですので、人の迷惑などまったく考慮の外、さっそくお弁当を作ってもらって出かけていきました。
参加者は、20名ほど。県や村役場の人たちがほとんどです。
「迷ったけれど、危ない仕事だからあんまり声をかけなかった」
道理で、ボランティアは他に一名いるかいないか。それに木曜日とあっては、出てこられる人も多くは無いでしょう。
ただし、都会の人にまで声をかけたら、ずいぶん駆けつけてくれる気もします。
早速、記念休養林、つまり岩倉キャンプ場の広葉樹の間伐が始まりました。すっかり、木が大きくなって、込みすぎてきたからです。
もちろん、チェンソーにはたっぷり燃料もオイルも入れてきましたが、それは年寄りの冷や水と言うものです。これだけ、プロがいれば、伐採はお任せして、片付け人こそが求められているのでした。
太い幹から伐り外された枝を引きずって、道路上のチップ製造機の近くまで持って行きます。枝と言っても、何メートルもあるから、これがけっこう重い。もちろん、重力の法則が利用できる山の上のほうの枝ばかり運び降ろしました。
それでも、途中、道に座り込んで、ひとり休憩です。大丈夫、このメンバーだったら、残念ながら、定年退職者の自分は、最高齢者でもありますから。
紅葉が始まって、青い空の下、とくに栃の木が見事でした。その栃の木も、太い木が何本も切り倒されましたが、それでも、そんなにひどく木が減った様子はありません。キャンプ場で足場も良いから、まだいいと思いました。本当に、山の手入れって大変です。
やがて、お昼になり、なんときのこ汁が、振舞われました。おいしかったので、おかわりもして、きのこの種類もしっかり見極めました。
しいたけ、くりたけ、しょうげんじ、なめこ、はないぐち ハテまだあったような。
どこからか、ハチの子も回ってきました。
午後は、伐る人が枝の運搬に回ってきて、ちょうどよいくらいの手持ち無沙汰になりました。
また、いつでも・・・と思っています。