霜降りインゲン
「平たいインゲンはもう終わりかかっているけど、霜降りがこの頃元気が出てきたみたい」
「ああ、売木の農家が、毎年タネを採って、伝えてきたというインゲンだね」
平たいインゲンのほうは、市販のタネを蒔いたものです。
今年の夏、ずいぶんたくさん収穫できて、食卓を賑わしてくれました。
それよりは、少し後になってから、ポット苗をもらって植えつけた霜降りインゲン。
夏の間、あまり大きくならず、収穫も少ないままでした。
ところが、このところしっかり実り始めて、黒っぽい模様もついています。
味はどちらも変わらず、美味しいインゲンです。
「霜降りって、黒っぽい模様のことと、思い込んでいた。けど、霜が降る頃まで収穫できるという意味かもしれない」
ふっと思ったけれど、なんの根拠もありません。
それよりも、わが家でもタネを取って、来年も蒔くことにしようと思います。
話は変わるけれど、
無罪はないよなあ、あんなにみんなを苦しめている会社の責任者たちだもの
と、思うのです。