伊勢神トンネル、火花が出てた
伊勢神トンネルと言うと、旧トンネルのいわゆる心霊現象?が有名のようです。
でも、そのお話ではありません。
以前に、トンネル内で、大型トラック同士が、すれ違った時のことでした。
このトンネル、道幅つまりトンネル幅があまり広くなく、弧状の天井もそれほど高くはないのです。
そのため、大型トラックの荷台のカドが、トンネルの天井をこすって、火花が出ていました。
せっかくのトラックが傷ついて、運転手さんはたまらなかったことでしょう。
けれども、いつのまにか、トンネル入り口に、「トンネル内大型車」だったかの文字が出るようになりました。
その表示を見て、トンネル入り口で待機するため、火花を見ることはなくなりました。
でも、火花の証拠というか、天井に線状に傷が残っています。
このトンネルのある国道153号、名古屋と飯田を結ぶ大事な幹線です。
たぶんこのトンネルが作られた頃には、こんなにも多くの金属の幌のついたトラックが、行き来するとは思えなかったのでしょう。
より大きな第三のトンネルが作られると良いのですが、今のところそんな話は聞かないと思います。
パネルバントラックと言うのですね。知りませんでした。
工事のことも、何かやっているらしいのは気がついていましたが、川に降りていくところが、大きなカーブになっていて、そこを真っ直ぐにするため橋を架けるくらいに思っていました。
第三のトンネルとは嬉しいですね。
けど、この年令では恩恵にあずかれるかどうかの方が問題です。
でも、いいですね。
伊勢神トンネルは1960年開通と高度経済成長時代に建設されたトンネルですが、
当時の一般国道としては珍しく、道路公団(現NEXCO)によって建設され、当時としては高速道路並の高規格トンネルでした。
ただ、1970年代後半頃から普及しだしたパネルバントラックには高さが足りずと、まぁ1960年代建設のトンネル共通の悩みですね。
トンネルの改良事業については、2012年度より新トンネルの建設を含めた工事が開始されています。
足助側の車線変更(上下線分離)もその一環ですね。
詳しくはこちら→ http://www.cbr.mlit.go.jp/meikoku/jigyo/anshin/pdf/isegami.pdf (PDF注意)
国土交通省名古屋国道事務所発行のパンフレットです