アイビーさんは、小さい犬が苦手
先日、キューちゃんは、村の文化施設ぶなの木の玄関先へ、行きました。
毎週水曜日の夕方、子どもたちの放課後教室に、引退盲導犬のアイビーさんが来るのです。
もちろん、キューちゃんも、子どもたちに歓迎してもらいました。
ところが、尊敬するアイビーさんに、キューちゃんが近づこうとした時でした。
アイビーさんは立ち上がると、ゆっくりゆっくりと歩いて、広場の向こうへ行ってしまいました。
「ごめんなさいね。人間の小さい子はいいけど、小さい犬はダメみたい。」
アイビーさんのお母さんが、言いました。
「たぶん、そういうふうにしつけられてきたのだろうね。
あるいはもう、犬同士の俗世界からは離れて、静かに過ごしたいのかもしれない」
よくあることですが、お父さんはカメラを忘れてきてました。
それで、アイビーさんのお写真はありません。