160ミリメートルと165ミリメートルの違い
「この電動ノコギリ、少し切っていくと、板と刃との間から煙が出てくる。それ以上は、切れなくなる。」
20年くらいも前に買ったものです。
「ストッパーでも掛かるようになっているのだろうか。厚い板は、切れないのかなあ。」
この種のものは、もしものことがあると怖いので、なるべく使わないようにしています。
でも、たまには使いたいことがあるのに、ズーッと切れないままで来ました。
たまたま機械に強そうな人がいたので、長年の疑問をぶつけてみました。
「刃のせいではないですか。刃を替えれば大丈夫と思います」
なんだそうか、そんなことだったのか。
でも、初めからこんなふうだった気がしないでもない。
とは言え、何しろ昔のことだから、はっきりしないのです。
早速、ホームセンターへ行きました。
でも、165ミリメートルの刃しか売ってないのです。
「確かにこれは159ミリメートルの直径ですね。
165ミリメートルは、やめたほうがいいと思いますよ」
店長さんは、親切に持参の刃を、ノギスで測ってくれました。
あきらめて、店の外へ出て、そこで思いつきました。
スマホでメーカーの電話番号を調べて、かけてみました。
偶然というか、このメーカー、今年会社名が変わったばかりでした。
「160に165は使えません。お店で取り寄せてもらことになります。」
たった5ミリメートルのことなのに、使えないなんて、そういうものなのでしょう。
取り寄せてもらって、はるばると50kmも、もう一度店に来るなんて、ちょっとねえ。
というところで、ネットで取り寄せればと気がつきました。
で、明後日には、刃が来るはずになりました。