この春先のことでした。
薪ストーブの天板というかストーブトップに、茶色に錆びたしずくの跡が…。
「おかしいなあ、ヤカンから漏れたんだろうか」
もちろんきれいに拭き取ってやりました。
それから何日かして、朝起きて見たら、またしても、今度は少し水が溜まっていました。
今回、やかんは置いてありませんでした。
薪ストーブ、焚いてなかって、本当に良かった。
そのあとにも、もう1回小さなしずく錆で、全部3回の雨漏り。
上を見上げても、それらしい跡は見つかりません。
しずく跡は、ストーブ前面に向かい合った時、いつもストーブトップの右肩あたりでした。
不思議なことは、雨が降ってもいつもいつも雨漏りするわけではないこと。
それに、最初の数滴で、それ以上はたいていは漏れて来ないような印象でした。
ついに、はるばる遠くから煙突掃除も兼ねて、ストーブ屋さんに来てもらいました。
屋根などの継ぎ目とかにコーティング、室内の煙突を外してもらって、様子を見ることに…。
でも、様子を見てたら、やっぱり雨漏り。
昔、建物の雨漏りは、原因究明が難しいと、聞いたことがあったけど、この場合も本当でした。
見上げて見ると、天井の上の煙突内側に、ふたつかみっつのしずくの線が垂れています。
「トップから漏れているかもしれません。取り替えて見ましょう」
その後、少し雨が降って、それから台風20号が来て、それでも雨漏りは無し。
猛暑の時期に雨がなかったりして、ここまで来るのに、随分時間がかかりました。
まだ多少不安はあるけれど、近いうちには、室内の煙突をつないでもらう予定です。
何しろ、10月になれば、初焚きとなるかもしれないのです。
修理としては、高くつくほうになってしまって、もちろん残念です。
でも、20年しっかり使ったからと、自分に言い聞かせることにします。