今朝6時頃、何気なく白樺ブルーベリー畑を見降ろしました。
はて、なにか水が溜まっているような…。
台風20号による雨が、午後にはかなり降りそうな予報が出ています。
でも、今のところ水が溜まるような雨など、降っていないのでした。
あんなところにとは思うけれど、水道からの漏水だろうか。
あるいはイスイ、つまり用水からの漏水かもしれない。
水道の方は、井戸ポンプの音がしてないのを確かめて、無罪放免。
白樺ブルーベリー畑に降りていくと、土手からかなりの勢いで、水が吹き出しています。
土手の上の用水から、漏れ出ていることは、明らかでした。
早速近くの農家に連絡。
わが家は田んぼは無くて、用水にはタッチしてないのです。
しばらくすると、近くの農家から若手が駆けつけてくれました。
若手といっても、70歳にかなり近い人です。
「何でもかんでも、全部ひとりで引き受けて、やらないかんみたいだねえ」
「この先ずーっとそうなるだろうなあ」
とにかく、この人より若い人は、ほとんどいないのです。
それはさておき、大昔に水を落としていた堰口の板が、腐って穴が空いたのでした。
「もう30年以上も昔の板だわ。その前はここも田んぼだったでなあ」
白樺ブルーベリー畑も、昔は田んぼだったのです。
その後、休耕田になって、ススキやら柳やらが生えて来ていました。
そこに、街から来た変わり者が、ブルーベリーを植えたのでした。
用水を勢いよく水が流れているのに、上流の水門で止めもせずに、板の取り替え作業が行われました。
板、ノコギリ、槌、肥料の入ってたビニール袋が、用意してありました。
水門で水を止めてだったら、下流の田んぼの農家が、びっくりしたことでしょう。
しばらくすると、吹き出る水は止まりました。
すごい、自分には到底できなかったでしょう。
かくして、ブルーベリー園花の谷、白樺ブルーベリー畑は、水没を免れたのでした。
それにしても、どんどん年月は経って、施設設備は古くなるばかり。
なのに、手入れできる人は減るばかり。
多分日本中どこでも。
どうしたらよいのでしょう。