ラーパーさんの「花の谷」だより 



ブルーベリー狩り、今夏は中止です。


コロナウイルス感染防止のため、2020年夏のブルーベリー狩りは、行わないことにしました。
大変残念ですが、検温や消毒、受付での密集回避など、年寄りふたりでは、充分に対策できそうにありません。
また、病院まで1時間以上かかる山の中のため、もしものことがあると、みんなが困ってしまいます。
どうかお許しください。
来年をめざして、手入れに努めますので、よろしくお願いします。







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センベイグローブ。 でもそれは断固拒否
 ランドセルを玄関に置くと,すぐにまた小学校に戻りました。毎日毎日,野球ばかりやっていました。
  
 そのころ,子ども心にも,母の言いつけに,いつも頭を悩ましていました。
「お寺の鐘がなったら,すぐに帰って来なさい」

 ところが,子どもたちの間にはルールがありました。
 「打ったあとは,次の回を守ること。それからでないと帰ってはいけない。」

 それでいつも頭を悩ませました。
 お寺の鐘の鳴る直前に限って,打順がまわってくるのでした。
  せっかくだから打ちたい。でも,打つと守ってからでないと帰れなくなる。
 それでは,鐘が鳴ったら帰って来いという母のいいつけを守れなくなる。いつもその繰り返しでした。
 いっそ,守り終わったときに鐘が鳴ってくれたら,あきらめがつくのに,そうはなりませんでした。
 
 それはさておき,そのころは,野球といってもバットもグローブもありませんでした。柔らかいボールを手ごろな木の棒で打って,素手で受け取っていました。
 むろん,ベースなどあるわけがなかったけれど,これは棒切れで地面に四角を書けばよく,気の利いた者はその上に草をちぎってきて置いたりしていました。

 ある日,東京へ出て小さな運動具店を始めたばかりの叔父さんが,よほどかわいかったのでしょう,かわいいかわいい甥(むろん,わたくしのことです。)のために,なんと皮のグローブを送ってくれました。
 そのグローブこそは,自分たち村の子どもたちにとって初めてのものでした。

 もちろん,自分が守備のときは自分がはめました。
 守備が終わって交代のときは,順に仲間に貸しました。軽く放り投げて,受け取ってもらいました。
攻撃が終われば,投げてもらって今度は自分が受け取るのでした。
 今でも,グローブが空中を飛ぶさまをよく覚えています。

 ところが,使い始めてしばらくしてわかたことなのですが、このグローブは不思議なグローブでした。
 どうして,あんなグローブが作られたのか,また,どうして叔父さんはあんなグローブを送ってくれたものなのか。
 今となっては,いやそのころでも聞くわけにはいきませんでした。
 (「その2」へ続く)

 
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