キューちゃんの毛、いただいていきます。

「さっきねえ、小鳥が2羽、デッキに来てたよ。
茶色っぽいとこのある小鳥、なにかしら。
シジュウカラではなかった」
お母さんが言いました。
珍しく朝早くに、お父さんが、散歩に連れ出してくれた、今朝のことです。
やっと、冬モード時間から、目が覚めたのかもしれません。
「デッキに、水飲みに来たかと思ったら、キューちゃんの毛を、拾ってた。
1羽は、ねむの木にとまってたから、見張りしてるようす。
けど、デッキのほうが、木に飛んで行って、口移しで毛を渡したみたい。
そしたら、ねむの木から西のほうへ、飛んで行った」
キューちゃんの抜け毛を、再利用してもらっているのは、この何年か毎年のことです。
いよいよ、巣作りが始まったようです。
「デッキにキューちゃんを、出さないようにしなければ。
安心して、小鳥さんに来てもらいましょう。
でも、朝早くとかに、来ているからいいか。」
さて、キューちゃんの居場所は、どうなるのでしょう。
自分はまだ出入りを見ていないのです。
宝蔵寺の近くですが、今年巣箱を2つ架けましたところ、ただ今ヤマガラとシジュウカラが、それぞれ出入りしています。