利平栗だろうか、もしかして台木の栗?
「ピンクのヤマボウシのタネ、来年の春に蒔くから、とっておいてくれ」
父親は、80代の後半になってからでも、そんなふうでした。
それから思えば、この歳なら、まだ間に合うかもしれない。
そう思って、数年前に、利平栗の苗木を植えました。
父親の植えた利平栗が美味しくて、評判がいいのです。
その利平栗が、今年初めて、いくつかのイガをつけました。
でも、全体的にイガが小さいのです。
植えた後で、一度枯れかかったことがあったので、台木の芽が出てきていたのかもしれません。
ずいぶんいい加減な話です。
それでも大きめのイガもあります。
少なくとも、山栗ではなさそうです。
果たして、美味しい実がなるのかどうか、近日中には報告できると思います。