正永寺の樹齢400年、一本桜はみずから果てた
今日も暑くなりそうです。
でも、風はあります。
予報では、この後は最高気温が、27℃とか28℃とかの日が続くようです。
そうだといいのですが…。
「村には、桜が何本もあって、それぞれに名前が付いているんですねえ」
売木村ロードマップ「南信州うるぎむら」を見ながら、ブルーベリーのお客様が言いました。
「村の人たちが、大切にしているからだと思います。
都会のソメイヨシノの桜並木とは違って、一本桜なんですよ」
そこから、ついついおしゃべりしてしまいました。
「飯田市の桜も、一本桜です。
昔、お殿様が48箇所のお寺などに、植えさせたとかです。
そのなかに、正永寺の枝垂れ桜がある、あったんです。
もう、大変な老木で、何年か前に見に行った時には、かろうじて花をつけてました。」
以下は、先日、中日新聞に載っていたことの完全な受け売りです。
「もう樹齢400年、幹にウロが出来ていました。
ところが、今にも倒れそうになって、つい先日、もう伐ってやろうと、手配したそうです。
すると、いよいよ伐るというその朝、30分前に、ドーンと自分で倒れたそうです。」
「伐られるくらいなら自分で、と言うことなんですかねえ。わかったのかなあ」
「でしょうかねえ。
おまけに、境内にはいろんなものがあるのに、そこは避けて、何にもないところに倒れたとか。
中日新聞に書いてあったから、本当のことなんでしょうねえ」
まったく、話している当人にも、にわかには信じがたい話です。
400年間、よく人々を楽しませてくれたことでした。