ヒヨドリの子
一昨日の夕方でした。
大きめの鳥が、玄関先あたりに二羽、ばたばたと飛びかっていました。
近づいてみると、コンクリトーの上には、小さな鳥が…。
二羽で小さな鳥をいじめているのか、と思ってしまいました。
すぐ近くまで行っても、小さな鳥は飛び立とうとはしません。
よく見ると、右の羽が傷ついているようでした。
羽の先が赤く縮こまっていて、うまく開かない様子です。
そこで初めて、大きめの鳥は親ではないか、と思いました。
どうもヒヨドリのようです。
それではヒヨドリの子なのか。
飛び立てないでは、いずれ何かにやられてしまいそうです。
二羽の大き目な鳥の尋常でない鳴き方の理由が、分かった気がしました。
どうしたものか。
飛び立てないと言っても、活発に動きまわって捕まえることなどできそうにない様子です。
それに、もし捕まえれたとしても、餌だとかとうてい世話をする自信はありません。
許可申請とかも、厄介そうです。
親だって、拉致されたと思って怒ったり、悲嘆にくれたりするでしょう。
かわいそうだけど、手を出さないのがベストと思いました。
そう割り切って、家の中に入ってしまいました。
翌朝、デッキの手すりに二羽の鳥が来ていました。
家の中をのぞき込むようにしているみたいでした。
昨日のヒヨドリのように思いました。
でも、子どもの鳥がどうなったかは、不明です。