わらび、獲ってくれる人がいない
ネットワークうるぎと若いお母さんたちとで、去年からつけものの製造販売が始まっています。
ワラビとミョウガのつけものが一番人気とか。
農地が凍ってしまう冬場の仕事にするつもりが、去年は秋のうちに売り切れてしまったそうです。
「今のうちに、たくさんわらびを、収穫しておかなければ…。」
なにも手伝わないけれど、口だけは出すのです。
もちろん、花の谷のブルーベリー畑は、今後もわらび採りに提供していくつもりでいます。
「そうだ。村の人たちに採ってもらったらいい。買い上げれば、おこづかいにもなる」
すると、思いがけない返事が帰ってきました。
「それがねぇ…。『もう年取って採るのが大変になった。もう、ええわ』だって。やってもらえる人がいないの」
こんな山の中にも人手不足は顕在化して来ているようです。
と言うか、みんな年をとってしまって…。