ラーパーさんの「花の谷」だより 

2017年は、8月10日(木)に、ブルーベリー摘みを終了しました。

ありがとうございました。


雨天休園。予約不要です。9:00~16:00の開園。

来園の場合は、このブログなどで、確認してからお越し下さい。

問い合わせは 090の7862の4605

スマホで「売木村45-530」とすると、グーグルでも、ヤフーでも、ピンポイントで、来ることができます。

検索「食べログ 花の谷」でも、地図などが確認できます。

料金は
大人Aコース(摘んで食べる。ミニパック付き) 500円

大人Bコース(摘んで食べる。大パック付き) 1000円

小中学生コース パックなし 200円

の3種類です。 幼児無料

自園産ブルーベリーと砂糖だけの
「手作りジャム600円」
を製造販売しています。

なお、収穫済み実入りパックの販売は、しておりません。

名古屋、豊田方面からは、国道153号です。
平谷村から売木村を目指して、国道418号を平谷峠越えして降りてきます。

期間中は、看板と、ノボリ旗が出ています。

浜松、豊橋方面からは、役場を目指して来て、ふるさと館などで聞いてください。

どこからでも2時間前後です。

浜松方面からは、いなさICから1時間ほど、近くなりました。

スマホがない場合、ナビは、ピンボイントでは連れて来てくれません。

山奥なので、園の前の村道が、出てないこともあります。

まず村に着いて、あとはのぼりと矢印看板が頼りです。


<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
みつばちに刺された
  「あぶないよ。そんなに近づくと刺される」
 サビタのブルーベリー畑で、剪定をしていたお父さんが叫びました。

 ふたりの様子は、デッキにいる僕、コーギー犬ソラからも、よく見えます。
 極寒の地、売木でも 、まるで4月か5月のように、暖かい日差しのふりそそいだ、つい先日のことでした。

「うん、わかってる・・・」
お母さんは、そう返事しましたが、なお巣箱の前にかがみこもうとしています。

「あっ、刺された。」
言わないことではありません。お母さんは、お家に駆け込みました。

お父さんはというと、聞こえなかったのでしょうか。今度は、知らん顔で、ブルーベリーの剪定中です。

「昨日は、ちょっと痛かっただけなのに、今日はうずく。指だから、毒吸出し器も使えなかったしねえ。スズメバチのエキスをつけるだけではだめなんだ」
 翌日、お母さんがいいました。

「危ないと思ったよ。あんなに覗き込まなくても良かったのに」

「巣箱じゃないわ。咲いているクリスマスローズを、よく見たかったの。やっぱりこの時期の毒は、きついのかしら。夏に刺されたときと、ぜんぜんちがうわ」

「厳しい冬を生き延びてきた、よりすぐりの蜂だからそうかもしれないね」

「針が指先にぶらさがったから、あの蜂はもうだめでしょう。、気の毒しちゃった。女王様も、残り少なくなった家来なのに、亡くしてしまって・・・」

 庭先で、園芸種の赤いマンサクが咲いて、気がついてみたら、野生の黄色いマンサクも、川べりに咲いています。僕は、オオイヌノフグリの青い花と福寿草の黄色い花も見つけました。

 まだ2月、ほとんど緑は見当たりませんが、もう日本みつばちさんたち、蜜を集めはじめているのかもしれません。

 
相変わらずソラは迷惑してます
 
「ねえ、こんなとこが膨らんでたかしら。とがってるみたいだよ。どうしよう」
ある日、お母さんが叫びました。
「あごをふがふがしてる。できものかしら。苦しいみたい」

少し前のまだ雪がない頃のことです。

もちろんすぐにお父さんが飛んできました。
「ほんとだ。目の下にこんな突起はなかったぞ。どうしてこんなふうになったんだろう」
おとうさんは、僕の上あごを、こわごわと少しだけ触れました。

「病院だ。けど連休で休みじゃないだろうか」
おとうさんはコンピュータのスイッチを入れました。ネットで、なんとか探すつもりなのでしょう。

僕はあわてて、思いっきり上あごを動かしました。
こんな親に付き合ってたら、面倒になるばかりです。

「あれ、へこんじゃった。いつものソラにもどったよ。」

「なんだ、歯磨きガムがひっかかってただけみたいだ」

まったく、もう・・・。

 そんなことより売木村は、40センチはあるかと思うほどの雪が、ようやくすこしずつ解け始めてきたところです。
 みなさん、気をつけましょう。
コーギー犬「ソラ」の日記  ねえ遊んで。僕、なでなで、大好き。


「ソラは本当にえらい。順番にお客さんのところを回って、ごあいさつするんだものなあ」
「そう、どんな人にも、おなかを見せるんだから。」
 
 この夏、ブルーベリー園にお客様が来ると、お父さんは、よくデッキの扉を開けてくれました。

 僕は、耳をぴったりと体にくっつけて、目を細めて、ゆっくりゆっくりと、お客様たちのところへ歩いていきます。すこしですが、腰が悪いのです。

「かわいい。女の子かしら」
皆さんがそう言ってくださいます。でも、男の子です。もうすぐ、七歳です。

「俺は犬が大嫌いだ。犬だって、すぐにわかって、近寄ってこないはずなんだがなあ。」
ある日、ブルーベリー園に来た男の人が、太い低い声で、そういいました。

「この犬は、さっきから平気で足元にいる。」

あっ、そうなのか。でも、かまいませんよ。なでなでしてくださいよ、おじさん。



コーギー犬「ソラ」の日記 しっぽを切らないで


 写真は本文とは関係のない小笠原書院のエドヒガン(4/3)。南側のたんぼあたりから見るのがよいようです。


 「やっぱり生まれて2、3日のところで、しっぽを切るみたいだよ」
 珍しくPCのスイッチを入れて、ネットで『コーギーのしっぽ』を検索したお父さんが言いました。
 
 「その傷跡がもとで、死んでしまうのもいるらしい」
 「やっぱりそうなの・・・。しっぽを切るなんてねえ」
 お母さんが、とてもショックをうけたようすで言いました。

 だいぶ前のことですが、
 「しっぽを切られて・・・。コーギーはかわいそう」
 お母さんは、僕を連れて散歩していて、そんなふうに知らない人から、言われたことがあるのです。

 「あのときは、まさかそんなことがあるなんて思わなかった・・・。生まれつきしっぽがないと思ってた」

 「それで、お医者さんでヘルニア(脱腸)の手術をしてもらったときに、診察台に乗せられただけで、ソラが泣き叫んだんだ。
  まるで人間の子が助けを求めるみたいだった。犬でも『助けて、やめてえ』て言うんだと思った」

 「お医者さんが、『まだ、麻酔の注射針も刺しとらんのに』とあきれてた。
(ソラは賢くて、記憶力も抜群だから)生まれてすぐの時のことだって、トラウマになって残っているのよ。」

 カッコ書きのところは、いくら僕の親でも、親バカ過ぎます。なかったことでお願いします。

「しっぽがなくったって、飼うよねぇ。くいしんぼうた゜けど、人間が大好き。明るく活発・・・。それがコーギーだもの。もう、牧牛犬ではなくなったんだから、しっぽがあってもいいのに・・・」

 お父さんとお母さんはそんなことを話していました。

 僕からもお願いです。

 どうかコーギーのしっぽを切らないで。しっぽがあっても、僕たちコーギーはみなさんの忠実なお友達です。

 
 

コーギー犬「ソラ」の日記 うるさくてたまらない


 「ソラの部屋はよく冷えるんだよ。病み上がりなんだし、貧血だって冬になるとおこしているんだ、薪ストーブのあるこの部屋で寝かしてやろうよ」
 やはり心配性のお父さんです。頼りになります。もちろんお母さんだって、異議のあるはずはありません。

 僕の待遇は、冷たい廊下部屋から薪ストーブのあるリビングへとあがりました。

 でも、これでよかったのでしょうか。僕は今、本当のことを言うと、だいぶ困っているのです。

 「ソラ、カワイイ」
テレビを見ているはずのお母さんが突然高校生みたいな声で叫びます。寝ていようと、考え事をしていようと、僕はただちにおなかを見せて、「へそ天ソラ」をしなければなりません。

 「どうしたソラ」
 テレビを見るわけでもなく、ねころんでいたはずのお父さんが急に起き上がります。寝ていようと、お水を飲んでいようと、僕はただちにサークルの壁にぴったりと擦り寄って「もんでもんでソラ」をしなければなりません。

 もちろんこれまでだって、そういうときは付き合ってあげていましたが、お部屋が違っていましたから、多少はタイムラグがありました。それが、同じ部屋ではねえ・・・。

 それに、テレビがやかましいのです。お父さんのエーガ、お母さんのドラマ、どうしてあんなにやかましいのが好きなのでしょう。夜遅くまで、まったくたまりません。

 寒いけれど静かな廊下部屋のほうがよかったかなあ・・・。ああ、今日も恐怖の一日が来る。


コーギー犬「ソラ」の日記 お尻が寒いよう


「ソラ、チッチだよ」
 夜9時過ぎになると、お母さんがお部屋のガラス戸をあけて言います。冷たい真冬の冷気がお部屋の中まで入り込んできます。
 真冬、そう世間ではまだ暖かい秋の夜でしょうが、標高850メートルのこの高原では、もう11月になってから、マイナス9℃の最低気温を記録しているのです。

 でも僕は大丈夫。だって、あとのお楽しみがありますからね。
 急いでガラス戸の外、ウッドデッキに出て、お庭へ出る扉が開くのを待ちます。
「そこでチッチしても大丈夫なのにね。ソラはきれいずきだからねえ」
 お母さんはそう言って、部屋の中から手を出して、ウッドデッキの扉を開けてくれます。
 
 僕はお庭に出てチッチをします。そして少しだけ家の周りを巡回します。いろんな山の動物さんたちが遊びに来ているかもしれませんからね。
「ソラ、どうしたの。ガムガムだよ。帰っておいで。」
 僕の帰りが少しでも遅れると、お母さんは心配そうに、ガムの入った海苔の缶を鳴らします。もちろん僕は大急ぎで帰ってきます。そして、ガムをいただきます。

 外は今日もそんなには寒くありませんでした。このところ少し暖かい日が続きます。でも、お尻は寒かったなあ。
 あの手術から一ヶ月、ようやくうっすらとは生えてきたけれど、お尻の周りが寒すぎます。

 そうそう、その間ずーっと、お父さんは暖かいお部屋の中で薪ストーブのお相手です。


 



 

 

 
僕、ヤシナッテもらってます。


 パラボラアンテナを首につけて僕が連れられてきたとき、お父さんもお母さんもだいぶ顔色を失ったようでした。
「なんかボーっとしてたなあ。よたよたとした歩きだった」
「おしりの傷跡がとても見ていられなかった」

そう、僕はヘルニアで手術を受け、先月下旬に、二泊、入院していたのです。
 もう、二ヶ月くらい前から少しずつ右のおしりがはれてきて、ついに手術となったのでした。脱腸というのだそうです。

「経過は良好ですが、ご飯を食べないんですよ。家へ帰ったら食べると思いますから、連れに来てください」
 入院三日目の朝、お医者さんに電話で言われて、二人で迎えに来てくれたのでした。

「当分はヤシナッテやらなければならないでしょうね。ネッカーが邪魔になって、自分ではご飯が食べられないと思いますよ」
 お医者さんの言葉に、ようやくお父さんもお母さんも、気が抜けたみたいで少し安心したようでした。

「ヤシナウ」
 二人とも、以前、あるおばあちゃんの介護をしている人からその言葉を聞いたことがあったのです。
 この地方、南信州では、介護の必要な人にご飯を食べさせてあげることをそんなふうに言うみたいです。名古屋近郊にいたときは聞いたことの無い言葉の使い方でした。

 傷口をなめたらいけないとかでパラボラアンテナをつけられた僕は、そういうわけで、お父さんお母さんに、毎食ヤシナッテもらっています。

 でも、もう大丈夫。ほら、写真の顔を見てください。
「ソラのかわいい顔がもどってきたわ」
今朝、お母さんは明るい声で言って、ご飯を手にとって食べさせてくださいました。


コーギー犬「ソラ」の日記 コンピュータのお掃除


 「○○さんが『コンピュータのお掃除をしましょう』という題で、講座のレジメをつくってたみたいよ。コンピュータを診に来てもらう前に、少し掃除しておいたほうがいいんじゃない。きれいなタオルを出しておいて上げるから・・・」
 お母さんが、お父さんに言いました。

 ○○さんというのは、僕のお父さんの弟さんです。お父さんとは違って、コンピューターが得意です。

 お父さんは、コーギー犬「ソラ」の日記、なんて題で、僕に書かせようとします。でも、本日の記事は、要はお父さんがブログをさぼっていた言い訳、みたいなものです。
 こまるんだなあ、僕の名を使うなんて・・・。あとで、なにかおいしいものをくださいね。

 「うん、その掃除もしたほうがいいかもしれないけど、講座のレジメのほうはコンピュータの中身を掃除する話だと思うよ。
 今度診にきてもらうのも、取り込んだ写真でコンピュータが満杯になって、写真をブログに載せられなくなったからなんだ。ファイルをときどき整理しなければいけないらしい。
 たぶん講座でいう掃除も、そういう話だと思う」

 お父さんとお母さんは、お互いなんでもないことだったようにしていました。
 
「写真を取り込んだら、そのたびに削除しておかなければ・・・。デジカメでやるほうが安全だけどね。
 とにかく、同じ写真が何回でも取り込んであるんだから・・・。
 それに、CDに入れようとして途中やりになっているから、いっぱいになっていたけど、そんなに満杯ではなかったよ」 
診てもらった後、お父さんは弟さんに叱られていました。

そうそう、そのあとも、コンピュータを容量の大きなのに取り替えてもらったとかで、動かし方がよくわからない、と嘆いて、すこしやっただけで何日も投げ出してしまいました。
 
「せっかく診てもらったのに、使わないでは悪いわよ」
お母さんに注意されて、ようやく昨日、久しぶりにスイッチを入れたのでした。

 写真は、南信州高森町の瑠璃寺のしだれ桜(4/6) 日のあたるところが咲いていました。



 

 
 
 
コーギー犬「ソラ」の日記  キジさん大丈夫でしたか 編


 珍しく暖かい陽ざしとなった昨日のお昼、外出から帰ったお父さんは、僕を散歩に連れ出してくれました。

「バタバタバタ」
 僕たちが門までの坂をのぼって村道に出たとき、突然頭の上で、大きな羽音がしました。お父さんは空を見上げて、キジさんの姿を確認すると、あとは気にも留めません。
 ブルーベリー畑の片隅か、お隣の家の田んぼのどこかに、キジさんたちが住んでいるらしいことは、先刻、承知していたのです。

 でも、僕はキジさんとともに、それよりは小さいけれど、もっとひきしまったものの影を、見たように思いました。僕は目を凝らしました。
 けれども、村道の向こう、お隣の田んぼに降りたらしい姿は、目の前の木立に遮られて、そこからは見ることが出来ませんでした。

「もう昼ごはんだ。あとはまた、夕方に散歩することにしよう」
 ものすごく簡単な散歩のまま、お父さんが無理やり僕をひっぱって、家に戻ろうとしたときです。再び、頭の上で騒がしい羽音がしました。

 もちろん、僕もお父さんも頭上を見上げました。
 つい先ほど舞い降りたばかりの方向から、飛び立ってきたキジさんが下のブルーベリー畑の方向に飛んでいくところでした。そして、今度こそは、鷹かなにかの精悍な中型の鳥が追いかけていくのをはっきりと目撃しました。

 もちろんお父さんもそれは目撃したはずでした。でも、お父さんは相変わらずのんびりと歩いて、ようやくデッキの中に僕を放しました。

 するといつのまにか、ブルーベリー畑の上空には、カラスさんが三羽、鳴き叫びながら飛び回っていました。
 そして、ブルーベリー畑のフェンス沿いの雪の上には、二羽の鳥影が争っていました。小さいほうが大きいほうに飛び掛って、くわえ込んだのが見えました。

 思わず僕は、とても怖い声で吠え立てました。よほど驚いたのでしょうか、カラスさんたちは一瞬のうちにどこかへ行ってしまったみたいでした。
 そして、お父さんは、キジさんだけが雪の上でバタバタしていることに、気がついたようでした。鷹らしい姿もいつのまにかいなくなっているのを見て、あわてて階段を降りて、ブルーベリー畑に駆けつけようとしました。
 でも、運動靴がすっぽりと雪にはまってしまって、戻ってきました。

 家に戻って、長ぐつに履き替えて、再びブルーベリー畑に突進しました。そうそう、あきれたことに左手にはデジカメまでしっかり持っていました。
 お父さんは雪に足を取られてなかなか前に進めません。僕は危なくて見ていられませんでした。とうに還暦をすぎていることを自覚したほうがいいと思います。

「そのままにしておいたほうがいいと思ったんだけど、カラスなんかにいじめられたら、情けなさ過ぎるからなあ。長靴の中に雪が入ってきて冷たかった」
 あとでお父さんは言い訳するように言っていました。

 ようやくキジさんに近づくと、お父さんはデジカメを取りだしました。それでも、威しすぎてはいけないと思ったのか、「フラッシュ発光禁止」のモードにして、何枚もシャッターを押しました。
 あたりには、長い尾羽やら、小さな軽い羽根が散らばっていたそうです。
 それから、お父さんは、デジカメをポケットにしまうと、両手を差し出しました。どういうわけか、キジさんは静かに身を任せました。

「飛べそうにないから身柄を確保したけど、えらい厄介なものを抱え込んだかもしれないぞ。餌だって何をやればいいかわからないし・・・。地方事務所の林務課に電話だろうか,それともソラのお医者さんに連れて行くことになるだろうか」
 そんなことを考えながら、お父さんは静かなままのキジさんを抱えて、お家の中に入りました。

 もちろん、お母さんは大騒ぎです。早速、僕のお家、サークルを整えて、中に入れるように言いました。
 お父さんはまたしても写真を取り始めました。キジさんがやわらかいウンチをしたので、お母さんはティシュで拭いてあげようとしました。キジさんはサークルの柵の間に首を突っ込んでもがきました。

「尾羽が痛んでるけど、元気があるみたい。飛べるかもしれないからデッキに出してみようか」
 お母さんがそう言ったので、僕はデッキから別室に呼び入れられ隔離されました。そして、サークルのとびらとガラス戸があけられました。
 とたんにキジさんはデッキに走り出ました。デッキの柵の間ををするりと抜けて、外に落ちていきました。あとで測ったら、デッキとデッキの間のすきまは9センチあったそうです。
 以前、よく僕の首がはさまって、皆さんに笑われたすきまです。

 お父さんがあわててデッキから下を見ましたが、どこにもキジさんの姿はなかったそうです。下の花畑の雪に足跡がなかったので、デッキの下も覗き込んだりしたけれど、やはり姿はなかったようです。

 「まあいいか。あれだけ元気なら心配ないだろう。ソラ、お前が吠えたおかげだよ。がんばったね」
 ちょっぴり残念そうにしながら、それでも、お父さんは僕をほめてくれました。

 キジさん、大丈夫でしたか。きっと大丈夫ですね。

 

 
 

 



 
 

コーギー犬「ソラ」の日記 ベッドが掛け布団 編
JUGEMテーマ:ペット


「あっ、またベッドをのせている。寒いのかなあ」
 僕のようすを覗きに来たおとうさんが叫びました。

 今年の売木村はよく雪が降ります。2日間で合計30センチくらいにもなった雪が、昨日少しは融けたかと思ったら、今朝はまた3センチほど新しく積りました。
 
 薪用材も全部薪の長さに切ってしまって、ビニールハウスへ行くくらいしか、やることのなくなったお父さんは、1日に何度でも僕を覗きに来ます。

「あんまりうるさく来るから、ソラだっていやになったんでしょう。顔をベッドの下に突っ込んでいるときだってあるわよ」
 そういうお母さんだって、家事の合間に僕を覗きに来ます。
「あちこち探したのに、大きいのは女の子みたいなベッドしかなかったけど、ソラはかわいいからこれでもいいんだ」
 お母さんはひとりごとを言っていました。返事に困ってしまいます。

 顔をベッドの下に突っ込んでいる僕の写真は、顔が写っていないという当たり前すぎる理由で、あっさりボツになりました。

 もちろんベッドは、お父さんがのせてくれたわけではありません。
 ベッドの上で丸くなって寝る時もありますし、「へそ天」のときもありますが、ときどきこんなふうにベッドをのせているときもあります。
 ああ、早く春が来ないかなあ。