ラーパーさんの「花の谷」だより 

 信州南端の小さな村で、05年3月の定年退職を機に、ブルーベリーや草花を楽しむ生活を始めました。
そんな田舎暮らしの毎日やこれまでのことなどです。



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青見平のたまご屋さん


「突然来てなんですが、たまごを買いたいんです。ありますか」
すると、家の裏手のほうへ案内されました。

玄関先で売ってもらうのか、と思ったのですが、鶏舎まで連れていかれたのでした。

下條村と旧浪合村との境にある極楽峠を、再々訪問したおり、青見平のたまご屋さんに立ち寄りました。
「くら」という長野県限定版雑誌があって、Iターンで来た若い夫婦が、そこに載っていたのです。

かねてケータイに入れておいた電話番号を極楽峠で入力したら、予想通りダメでした。それで住所にしたら、すごい山道を、見事連れて行ってくれました。
去年三月に夫婦と柴犬のおかき君とで、来たばかりとのことです。

さて、その青見平のたまご、家へ帰ってたまごかけご飯にするために割ったのが、上の写真です。

色が薄いみたいですが、これがむかし風の本物のたまご、と思いました。
食べてみたら、とても濃い味がしました。もう、三食連続です。1個60円はこの場合、当然の値段と思います。



上の写真は・・・、もちろん特に言うまでもないでしょう。

で、下の写真が鶏舎の様子です。というと、時間の流れが逆ではないかと、思われることでしょう。これには他意もなんにもありません。
このブログ、先に入れた写真が、下のほうへ押し出されて行く、と思ってました。そのつもりで順に入れたはずなのに・・・。



その鶏舎、鶏冠のあるオスが数匹、あとは100羽近いメスばかり、ハーレム状態でした。気の毒に・・・。

それはさておき、当然 1 有精卵、ばかりになるわけですし、本物の 2 平飼い、でした。

「鶏小屋という匂いが全然なかった。ほんとうに清潔だった。若い人が一生懸命やるとああなるんだわ」
まったく同感でした。

床には 3 大量の落葉樹のチップ、が敷いてあるとのことでしたが、それだけではない努力があると思いました。
今、花の谷に咲いている花たち7


ジューンベリーの花。木いっぱいに花をつけてとても見事です。6月につける実がそれ程にはおいしくないことが残念ですが、でも魅力的な樹木です。



スズラン水仙。花のかたちが楽しいと思います。じょうぶです。スノーフレークとも言います。スノードロップというのもあって、それはほんとうの早春の花、小さくて可愛らしい花です。



ブルーベリー園に群生しはじめたパンダすみれ。摘み取り園を開園する頃には、もう花はありません。



すみれより、愛犬キュートを載せたかったのだろう、と言われるかもしれません。はい、もちろんそうです・・・。
史上最速、ネットワークうるぎが田植え


日頃「スローワーク、スローフード」を、黙々と実践しているかに見える「ネットワークうるぎ」ですが、昨日近くの田んぼを通りかかると、写真のような光景に出会いました。こんなに早く田植えが行われたのです。

それにしても美しい水田風景と思いませんか。

ここは今年から頼まれて、ネットワークうるぎで、田植えをすることになった田んぼです。但し、このうちのどの田んぼがそうなのか、外野応援席では、厳密には把握していないので、ご承知おきください。

ネットワークうるぎでは、例年、「うまい!!うるぎ米そだて隊」の第二回目が行われる5月中旬の前後後に、田植えをしています。村の大方の農家の田植えよりはだいぶゆっくりと、行っているわけです。

でも、もちろんそれは止むを得ないことです。農業というのは、忙しいときはやたら人手が必要ですが、そういうときだけ働いてくれる、というような都合がよくて技のある働き手など、そう簡単に見つかるわけがありませんから。

高齢化した農家や、都会へ出た人たちに代わって、耕作放棄地を出さないようにがんばっているネットワークうるぎです。
ここの田んぼも、これまでやって来た人から、もう年を取ってやれなくなったからと、依頼があったのです。とても「ずく」があって、きちんとした仕事をする人なので、ほんとうに残念です。

そう、ご本人こそ、いちばん悔しく思っておられることでしょう。

それにしても、ネットワークうるぎだけでは、とても引き受けられない時がもう目前、と思われてなりません。


売れ残りを引き取っているうち出来た


「市場で売れ残ったのがあって、気の毒で、そのたびに、安う引き取っとたんだわ。なにしろ造園業で、植える所ならあったもんでね。もうずいぶん昔のことだ。その頃はブルーベリーなんていっても、みんな知らんかった。」

ブルーベリーについては、そういう時代があったことは、想像できます。でも、だれがそんなの、出荷していたのでしょう。

去年の夏に訪れたブルーベリー園で、かなりの年上の園主の言葉です。ブルーベリーの品種などについては、あまり詳しくはない様子でしたが、海抜50メートルだったかの、日本海に近い高台の園内は、よく整備されていました。

摘み取り園の近くに軽食喫茶部があって、そちらは通年営業のようでした。

「もう、ブルーベリー園もなにも、娘に任してある。手入れを手伝っているだけ」
確かに、お店は若い女性のセンスで彩られていて、若い親子連れで華やかでした。

ふっと、あの丘の上に吹いていた風を思い出します。海風だったのでしょうか。

写真は、記事とは全く関係無くて、中央道飯田あたりからの南アルプス。仙丈岳、北岳あたり。
今、花の谷に咲いている花たち6


ハスカップの花。さすが北国生まれと言うべきか、ブルーベリーよりも早い時期、まだ肌寒いような時期に花をつけ始めます。
残念なのは、実の数が少ないこと。摘み取り園もジャム工房も、成り立たない気がします。



ミツバツツジ。とてもよく目立つ花色です。もちろん、以前からある在来種です。



ツルハナシノブ。シバザクラを大きくしたような感じです。丈夫でよく殖えます。



すみません、これも名前が出て来ません。小さな青い花がいっぱい咲きます。
軟白ウドの簡単な作り方


「現代農業」記事の受け売りです。

これまで、白くて柔らかいウドを作るには、春先に株の上にモミガラをかけておくもの、と思っていました。でも、新芽が出始めたときに、写真のように紙の筒をかぶせておくと、長くて立派な軟白ウドが出来るそうです。

筒はと言うと、へんな時だけ物持ちが良くて、障子紙の巻き取り筒が残っていたので、さっそくやってみました。

さあ、結果はどうなることでしょう。うまくいけば、村じゅうに広めたいのですが・・・。といっても、筒があればの話です。

そうそう、軟白ウドもおいしいですが、緑色のウドの新芽も美味しいですよ。
「タラの芽なんかよりよっぽどうまい。コシアブラなんかは、食べん」
というのが、村の人のたいていの声でしょうか。

チューリップが自然繁殖する村


「急に咲いて、急に散ってしまったねえ。今年の桜は短かったわ」
「ずっと、寒かったから、焦っとったんだろうね。桜たちも気の毒だった」

売木村は、一本桜たちが終わって、ようやくチューリップの季節です。

チューリップといえば、花のあと葉が枯れ始めたら掘り上げて、涼しい所に保管しておく。それでも、翌年に咲かせるのはむつかしいから、新しく球根を買うほうが良い、

たいていの園芸書には、そう書いてあると思います。

「あのチューリップ、やっぱり花のあとに掘り上げるの?」
「そんな面倒なことはせんよ。ほかったままで毎年咲くし、向こうの方のは、植えもせんのに咲くようになった。どうやって殖えたのかねえ」

まさかこぼれタネで殖えるのでしょうか。植えぱなしでいいというのは、高冷地だからわからないでもありません。

我が家では、以前植えたことがありますが、ネズミかモグラかに球根をやられてしまった記憶があります。でも、夏に掘り上げなくても良くて、おまけに殖えて行くものなら、わが信条にピッタリです。

この秋には植えて見るかもしれません。

下の写真は、そのチューリップが自然繁殖するお花畑です。以前、夏花壇を紹介したことがあります。

「看板倒れ」のブルーベリー園


「看板が倒れていたから、隅のほうに寄せて置いてくれたんだって・・・。売木はものすごい風が吹いてるみたいだよ」

「看板?門の所のブルーベリー園の看板だろうか。あれは頑丈にコンクリートで固めてもらってたから、倒れるわけないわなあ。駐車場の案内板だろうか。」
「出かけたあとだよねえ。倒れてたら気がつくはずだから・・・。そんな様子全くなかった。」

留守中に家を訪れた知人から、ケータイに電話がありました。一ヶ月ほど前、二人で買い物に出かけた時のことでした。
ブルーベリー園の看板は、すぐ近くの別荘の人に作ってもらったおしゃれなものです。きちんとした工事付きでした。

帰っみると、確かにブルーベリー園の看板が、草むらのほうに寄せてありました。気の毒に一人では重かったことでしょう。

看板の足元を見ると、木製支柱の繊維がボソボソになって残っていました。シロアリのせいでしょうか。これでは倒れるはずです。

「羽子板を買って来るといいわ」

例えば木製支柱を削って、コンクリートの穴に差し込むとか、コンクリート穴をツルハシで削って・・・とか、無い知恵をいろいろ絞って、それでも賢明にも実行せずにいました。

すると、ネットワークの社長やスタッフが、「羽子板」の存在を、教えてくれました。

羽子板とは、よく名付けたものです。ボルトの先に金属の板が付いていて、全く羽子板みたいなものです。

で、その羽子板を使って、見事看板が写真のように復元しました。
よかった、これで看板倒れのブルーベリー園、と言われる心配は、かなり少なくなったと思っています。

えっ、羽子板なるもの、どのように使ったのか、よくわからない。それに、そんな大工事、自分で出来たのか、ですか。

羽子板の件は、書き始めてみたのですが、説明がむつかしいので、省略です。

工事のほうは、三重のほうから来たネットワークうるぎの新しいスタッフ、便利屋さんをしていたという人にやってもらいました。
この人、限界集落目前の当村には、とってもありがたい人になる、と思いますよ。

青花のラングワートを貰う


「あそこにある青い花はなに?」
「ああ、ムスカリだわ」
「いや、その手前の花。違うと思うよ」

歳は取って視力も衰えたとはいえ、花に目のないこの身、ムスカリのはずはありませんでした。

「ああ、あれね。友達に貰ったんだけど、名前はわからん。よう殖えるわ。あげようか」
近づいてみるとラングワートでした。葉に斑が入ってない種類です。

「もらってもいいの。ぜひお願いします。家に植えたのは消えちゃった。殖えたりするのかなあ」
「小さい株にして、バラバラに植えてやると、簡単に付くからねえ、植えてみるとええわ」
というわけで、村内のある姉様のお庭から、奪うようにして貰ってきました。

もちろん、「奪うようにして」というのは、言葉のあやです。穏やかにふつうにして、貰ってきました。
ラングワートという名前も教えてあげましたが、あまり感動はなかったようです。

それにしても、かつて我が家に存在したラングワートとは、まるで違うもののようでした。上背があって、株がしっかりしています。我が家にあるピンクのラングワートと比べてもだいぶ大きな花です。

それが、いく株もひろがっていました。そのほんの一株をいただいてきただけです。

代わりに何かおかえしをしなければ・・・。でも、たいていなんでもあるお花畑だし・・・。

翌日、お返しに持っていったのは、球根釣鐘草つまりカンパニュラ・シヌアータとベトニーです。ベトニーはないということでしたし、どちらも喜んでもらえたと思います。
コーギーのしっぽ追っかけくるくる、Uチューブで見てね


「どれがいいかなあ、まあどれでもいいや。やっとキュートのしっぽくるくるがUチューブに載せてもらえるぞ」
コンピュータに堪能な弟さんが家に来てくれて、私キュートの動画を、UPしてもらえることになりました。

「この程度の動画では、どうということは無いと思うよ」
「そうかなあ、普通はコーギーにはしっぽがないのに、キュートにはしっぽがあって、それが気になって・・・という所が、絵になると思んだけどなあ」

お父さんは、去年8月25日に、写真をブログに載せて以来の願いが、やっと実現すると、嬉しくて仕方がないみたいです。

ご用とお急ぎのない皆様は、見てくださいね。

「タップのリズミカルな音も、きれいに入っているからね」

Uチューブで、検索「しっぽコーギーくるくる」とすると、私キューちゃんが出てきます。よろしく。



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